Tuesday, May 5, 2015

女川の変わった女の人

三年前、東北の女川町に行ったとき、私は変わった女の人に会いました。彼女はある美術の店の店員さんでした。店には、彼女の亡くなったご主人が描いた絵やポストカードがたくさんありました。お店は彼女にとってご主人の思い出でした。
2011年に、この町で大きい地震があって、みんなのビジネスが滅びました。若い人が町を出てしまったので、町には誰もいなくて、何もありませんでした。その店も少し暗くて、お客さんがいませんでした。へやの後ろにはテーブルで働いている女の人が一人いました。
"We女川”と言います

私が店に入った時、その女の人は、「いらっしゃいませ」とあいさつをしました。彼女はたくさん話しましたが、私は何も分かりませんでした。それでも、彼女は話すのをやめませんでした。彼女は私たちがテーブルに座った後、お茶を作って、店の絵やポストカードについて話し続けました。そして、一枚の写真を出して、私に見せました。写真の中には絵を描いている男の人がいました。その人は亡くなったご主人でした。私は日本語が分からなかったから、ボディランゲージだけで彼女の話を分かろうとしました。十五分ぐらいも日本語が分からない外人と話すのを辞めなかったので、彼女はとても寂しかったのでしょう。誰か話せる人がほしかったのでしょう。
二十分後、彼女が話を辞めた後で、私は店の絵を買おうとしましたが、彼女は、お金をうけとりませんでした。「これは女川のプレぜントです」と言いました。
店を出た後で、私の日本人の先生に質問をして、彼女にちょっと日本語でメッセージを書きました。その後で、またその店に帰って、彼女にメッセージをあげました。バスが出発する時間になったので、私はすぐ店を出ました。
なくなったご主人の一枚のポストカード

バスが出発した時、私は悲しくて、その女の人のことを考えることを辞められませんでした。急に、私の友達が「みて、みて!」と言いました。私はバスの後ろを追っているその女の人を見ました。


その女の人も女川も今でも、まだ、忘れられません。

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